秀でた技術や技能があるのは、うらやましいかぎりです。
才能があれば他人よりも頭ひとつ飛び出せる一方で、疎まれやすいのが困ったものです。
そんな中、いくつもの才能がありながら、疎まれとは程遠くみえる人物が存在します。
それこそ、さかなくんです。
今回は、憎まれるよりも愛されている、さかなくんの生態をさぐっていきましょう。

生態って・・・
世間に知られている、さかなくんの特技
さかなくんというと、どんなイメージが湧くでしょうか。
- とにかく魚に対する深い愛
- バラエティ番組で見かけるひょうきんさ
- イベント・講演会・大学などの講義
これだけでも十分にすごいのですが、他にも目をひく才能があります。
それではみていきましょう。
挿絵
さかなくんは、さかなに対する知識を説明するときに、ホワイトボードを使っています。
そのさいに、挿絵としてさかなを描くのですが、それがまた特徴をとらえた絶妙な絵なんです。
例えば、ミノカサゴを描くと
ドレスのように囲むようにトゲを描きながら、赤で色付け
イトヒキアジだと
小ぶりな口元を再現しながら、体はふくよかに描き、淡い青で色付け
ハモだと
やすりのようなギザギザした歯を印象的に描き、赤と黄色で色付け
こうしてみると、まるで恐竜を色鉛筆でぬるように、たのしんで描いているように見えます。
文字だけではなく実物をみたいあなたへ

挿絵ぐらいならわたしだって・・・

インクのシミでないの?
音楽
オタク気質が強いさかなくんですが、実は音楽面でも才能を発揮しています。
以前観た番組では、さかなクンが、サックスを吹きながら颯爽と登場していたのを覚えています。
意外といっていいのか、うまいんです。

意外は失礼
金管楽器を吹くには、肺活量が何よりも必要です。それに加えて、楽器の重さと演奏中楽器を支えなければなりません。いわば、体力勝負です。
いやはや、ひとを見かけで判断してはいけませんね。

ひと?さかなでしょ
そこは折れてくれ(涙)・・・
食レポ
さかな関係のイベントや番組で、時折、食事が振舞われることがあります。
試食では、コメントを求められるのですが、ここでも意外な一面が顔を覗かせます。
シンプルな感想、なおかつ聞いているわれわれも味が想像しやすい。例えば、
甘みがある + 噛みしめるたびに口に広がる・やさしいあじ
もし、さかなくんがラジオをやっていても通じるのでは?と感じるほど、コメントが上手なんです。
意外な特技
これだけ才能を見せつければ、疎まれどころではないはずです。
なのですが、さかなくんの周りは、笑顔であふれています。不思議でなりません。

そこは、フィッシュギ(ふしぎ)~でしょ!?
よ~く観察していると、「なるほどね」「そういったカラクリか・・・」と気づきます。
なにかわかりますか。
それは、だじゃれです。

なに!?

冗談でしょ?
冗談ではなくて、本気です。
例えば、
- あ(は)んた、はんたー?
- 甲殻類は、こうかく(書く)るい
- どく(毒)ん、どく(毒)ん、わぁ毒だ
こういった形で、番組やイベントの随所で、だじゃれが飛び出してきます。
一見、シリアスなおはなしだと聞いていたら、最後の最後に、だじゃれがぶち込まれてくることがあるので、イスから転げ落ちることすらあります。

反対に、だじゃればかりの回もあるけどね
なぜわざわざ、マイナスになるようなだじゃれをいうだろうか。
もしかしたら、さかなくんは野生の勘で、気づいているのかもしれません。
持ち合わせている才能をそのままさらけ出すのは、世間とあつれきを生む。しかし、だじゃれというクッションを置くことで(呆れさせることで)、ガス抜きをしているのではないか。
そう考えると、さかなくんは策士としか言いようがありません。
むすびに
さかなくんは才能豊かなのに、なぜ誰からも疎まれないのか。おもうに、
世間で才能を発揮しつつ、だじゃれでガス抜きをおこなう
こうした処世術があるからこそ、愛されているのかもしれません。
ギラギラした部分だけではなく、「しょーがないーな」と思ってもらえる部分があるからこそ、長らく活躍できるのでしょう。

さかなよりも、さかなくんのほうが興味深いね
人気者には、それなりの理由があるものです。われわれも学んでいきましょう。

まさに、芸は身を助けるわけだ
すギョい(すごい)ですな

今までで一番ひどい・・・
・・・こんなかんじでこれからもやってきます。
ご覧いただきありがとうございます。また別の記事で会いましょう。