コピーライティングも小説も、文章で相手に伝える点でいえば、同じにみえます。
小説であれば、文章のうまさが左右しつつも、世界観がものをいいます。気に入る・気に入らないによって、作品に対する思い入れも変わってしまいます。いわば文章が、世界観への架け橋へとなっています。
たいして、コピーライティングには、世界観はありません。読み手が理解・納得できるかどうかが、要です。文章はあくまでも、読み手の補助としてあるだけです。
それならば、どこで個性を出して闘っていけばいいのでしょうか。

とうし(闘士)てもわからなければ、寝よう!
これからはじまるのに(涙)・・・
理解・納得する一歩手前のきもち
キャッチコピーや売り文句が多用されていると、確かに凄みはあります。
ですが、それで読み手が理解・納得できるわけではありません。着飾った文章はときに、な~んだかダマされているんじゃない!?と疑われてしまいます。
信じてもらうはずが、真逆の反応が出てくるのは、不思議かもしれません。
不思議と思っている間は半人前です。

なにー!!
待て待て、あわてるな。
ここで考えるべきなのは、読み手側からの視点です。
テクニックで埋め尽くされた文章を目の前にして、納得するために何にすがるのか。
それは、文章を書いた人物・サイトの運営者は信頼できるに値するかどうかです。つまり、書き手が最後の信頼の砦となりえているわけです。

信頼感ね・・・
とりで(どうりで)、皆カッコつけるわけだ

主(あるじ)さんに足りないものですね
文章だからこそ書く必要がある
書き手が信頼されるかどうか。それこそが、世界観を持ち合わせていないコピーライティングの闘い方です。
とはいえ、書き手が信頼されるってなんだというのが正直な感想だと思います。
もう少し詳しく見ていきましょう。

え~、あきてきた・・・
どら焼き食べたい

そーだ、そーだ
あんたがたは(呆)・・・
気合い入れていくぞ!
商品説明しかない=店頭に並べられているだけ
説明文(コピー)で引き出そうとしているのは、読み手の関心・興味・理解などの心情です。あくまでも文章で書かれているのは、商品・作品の説明でしかありません。
その中で、商品・作品を通して、読み手がより良い人生や未来を想像できるように、形作っていくのがコピーライティングの使命です。
だからこそ、余計な情報は省いていくのが、無難なやり方ではあります。
例えば、商品説明の途中で、責任者の個人的な昔話が入ってきたら、イヤですよね。
とはいえ、商品・作品のことはわかっても、勧めている人物(=書き手)のことは見えてきません。ダマされている!?と警戒心を持たれるのも仕方ありません。
実社会でも見かけませんか。例えば、あいさつ・講演・演説でも、メインの話し終わりに、付け加えるように
商品説明はしたい。でも信頼されたい。ならばどうしたらいいのか?

どら焼き、ま~だ~?
もうちょっと待ってね・・・
どうしても語りたいことは追伸で書く
商品説明を終えた後に、追伸という形で付け加えるのが、書き手の情報を伝えるのにもってこいの場所です。
「余談になりますが・・・」
「ここだけの話ですが・・・」
「ちなみにですが・・・」
こういった言い回しで、聴衆のみなさんに、あと一押しをしているわけです。
状況は違えども、コピーライティングも同じように、読み手に対して売り込みが出来るのです。
大いに活用して、あなたに信頼を寄せられるに、アピールしてしまいましょう。
ためらう必要はありません。映像や写真と違い、文章は文字で伝えるものです。何も書かないのは、存在しないのと同じことです。
闘いに遠慮は入りません。

そろそろ、終わりがみえてきた・・・!
むすびに
コピーライティングに世界観はない。それでも闘える理由は、
- 書き手自身に信頼を持たせることで、読み手の理解・納得を後押し
- 本文とは別に追伸で書き手の情報を開示
- 文章に起こすことで、読み手に伝えきれなかった想いを熱弁
コピーライティングは読み手に理解・納得してもらうのが本来の目的です。とはいえ、ただ商品説明が続くだけでは、無味乾燥です。
読み手にとって納得できるかどうかの基準に、書き手の情報をぜひ付け加えておきましょう。
もう一度言いますが、何も書かないのは存在しないのと同じです。
この記事が参考になりましたら幸いです。
それでは、また会いましょう!

やったー どら焼きだー!

お客さんを巻き込め!
これでせかいかん(せいかい・かい)?