あなたには好きなアニメがありますか?

ベイブレード、ロックマン、オコジョさん、遊戯王、ZOIDS・・・
それを観たのはいつのことだか覚えていますか。
当時を振り返るのは、懐かしさと気恥ずかしさが入り交じり、どこかムズムズしてしまうものです。なぜそういった気分になるのか私なりの考えを書いておきます。
社会人となった今となっては、戻れないあの日のこと、少し思い出してみませんか。
学校と習い事と夕食
なぜ、あの頃に観ていたアニメに惹きつけられるのか。
思い当たるのが、アニメをみることが幼少期の暮らしのひとつでもあったから。
ただテレビを観ていたというよりも、当時の生活の中での時間つぶしとして、使っていたとも言えそうです。

時間つぶし?
どういうこと?
わかりづらかった?
例えをあげるなら・・・
- 親が仕事から帰ってくるまでの時間
- 習い事に行くまでの時間
- 夜ごはんができるまでの時間
- 食卓を囲んでの夕食の時間
- 親が寝静まったあとの時間
当時の環境は違えども、あてはまる箇所はあるはず。
なにかしらのタイミングでみていたであろうアニメ。学校や塾などに行けば、「昨日の○○(アニメ番組)みた?」からはじまったおしゃべりを思い出してなりません。
子供のころのアニメは、ある意味、会話のきっかけでもあったように思えます。

なんのアニメをみているかでグループが出来ていたような

にんげんの子供も大変だね・・・
いつもは早く帰ってきてほしいが、今日だけは、アニメが終わるまでゆっくりと帰ってきてほしい
早くいかなきゃ遅刻なんだけども、次回予告をみるまでは離れられない
夜ごはんは早く食べたいけども、アニメは楽しみたい。それにしても水道水と油がはねる音で聞こえづらい・・・
もうそろそろアニメが始まるんだけども、親は早く寝ないかな・・・
だからでしょうか。好きだったアニメを見返すと、当時の風景がよみがえってしまうのは、必然だともいえます。
同時に、苦しさもおぼえてしまうわけです。
主人公の気持ちが痛いほどわかる
アニメを多く観ていた時期は、幼稚園児から小学生くらいではないでしょうか。

あれ?
今も観ている私は・・・?
親からも近所のひとからも一番甘えさせてもらえた頃です。それがある日、
「もうすぐ、大人になるんだからしっかりしなきゃね」
そういわれて、なぜか突き放される時期に近づいているともいえます。
子供たちにとっては、人生における成長期と重なります。
偶然かな、観ているアニメの主人公もまた同じ境遇にいます。
新しい環境に出くわしてしまい、戸惑いながら、失敗を繰り返しながらも、成長していくアニメの主人公。
片や、お子様とよばれていた日から、お兄さん・お姉さんと呼ばれ始め、否応なく大人の自覚をうながされていく現実のこどもたち。
視聴者として、感情移入しないわけがないでしょ。

と言われましても・・・
わたしが覚えているアニメ・メダロットにこんな話があります。
主人公はテスト期間のまっただなかであった。
勉強不足であせった主人公の少年。ふと悪知恵を働かす。
なんと、自身に連れ添っていたメダロットの機能を用いて、テストのカンニングをしようとするものだ。
当日、メダロットを知り合いの博士の家に向かわす。少年は学校へ。
メダロットのカメラ映像を用いて、テストの内容を書き写す少年。
だが、思惑は博士にばれてしまう。あせる少年は、残りの問題を自力で解くことになった。
数日後、テストが返却されると思わぬ高得点だった。ほめる先生と居心地が悪い少年。
しばらく考えた少年は、先生にカンニングのことを告白して、後日、再テストを受けるのだった。
万能と思われるメダロットを用いる主人公の少年だったが、思わぬところで心の弱さが露呈してしまう。まさか、テストのカンニングとは・・・。
観ていた当時、メダロット同士の戦いだけでなく、主人公の意外な一面をみせられて、
「アニメの主人公なのに、どこか同じ感じがする」
そんな親近感がわいたのを覚えています。

カンニングを見破れない先生もどうかと思うよ
そこはアニメなんだから・・・。
むずびに
懐かしいアニメに惹きつけられるわけ
- 幼少期の暮らしのひとつ
- 次の用事までの時間つぶし
- 成長期と重なる主人公の葛藤
当時観ていたアニメが、懐かしくもどこか心苦しく感じるのは、こうした幼少期の暮らしの風景を思い出すからともいえます。
追記
もうひとつ、記憶にこびりついている要因として、当時の視聴方法にあったとも考えられます。
それは、リアルタイム視聴か録画の2択であったこと。

録画といっても、ビデオテープだよ
今のように、配信なんてなかったため、1話でも見逃すと、永遠に観られないと思っていたぐらい。リアルタイムならば、放送される5分前にはチャンネルを合わせて、テレビの前に待機していたものです。

すごい気合の入れようだね・・・
そのおかげで、母親から何度「テレビに噛り付いている」と注意されたことか。

当時の子供たちからすれば、
1話見逃す=楽しみを失った
つまり、死活問題なんだよ
夜ごはんの時なんか、「食事が片付かない(怒)」なんて叱られ、何度テレビを消されたか。

アニメオープニング
↓
CM
↓
本編
↓
CM
↓
エンディング
↓
次回予告
この流れを1秒とも見逃すまいと釘付けになっていたからね

テレビ消されて当然だ(呆れ)
とにもかくにも、真剣に観ていたから、久しぶりに見返すと、あの当時の風景が思い起こされるかもしれない。
どんな暮らしの中で、アニメをみていたか。次の成長の糧として、この記事が役立てましたら、幸いです。

どんな人でもアニメをみれば、
アニのメにも涙(鬼の目にも涙)、
というわけだ

無理やりすぎる・・・
これにめげずにまた来てください。では!