「なんだ、公式のテンプレか・・・」
今までレビューサイトを見ていて抱いた感想です。「家電 おすすめ」と検索すると、幾千もの比較・レビューサイトに出会います。各サイトとも、選び抜いた製品を掲示しています。でも、語られている情報は公式サイトの説明の繰り返し。
それはそれでいいんです。でも本当にほしいのは、その製品がいかに生まれたか、どうやって作ったか、どんな苦労をしてきたか。つまり、ストーリーが見たいわけです。
発売までの開発秘話
株式会社ケーズウェーブが運営するeモンズを眺めていると、ほかのサイトとは一目で違うぞと直感するはずです。
張りぼてデザイン!
テカテカ色彩!
わー(焦)、失礼だぞ!謝れ!
これは失礼!
さーせん。
例えば、洗濯・脱水機2.5㎏〈MyWaveDuo2.5〉靴用スクリュー付きを例に見てみましょう。ページ中段くらいに、「eモンズ レポート」という枠付きの文章があります。読んでみれば、一目瞭然。これこそ、ほかにはない開発者だからこそ書ける開発秘話が込められています。抜粋すると、
- 探し続けて6年、開発まで3年かかった
- ウソものに出会いながらも、試行錯誤した脱水機能に自信あり
- 28㎝以内の靴なら裏返さずに洗える
こういった情報がなかったら、サイトを眺めていても通り過ぎていたことでしょう。
テレビなんかで、売り子経験があるタレントが出てきて、お取り寄せ品やおすすめ家電をプレゼンする場面を目にすることはありませんか。「説明うまいなぁ~」と思っても「ほしい!」とはならないんです。なぜなんでしょうか。無駄に口達者すぎると、心のなかで「こいつにだけは取り込まれたくない」とブレーキが利いて、距離を置きたい気分になってしまいがちです。やはり、スキが無いのも考え物ですね。
サイトに訪れたくなるワクワク感
サイトを徘徊してもらうとわかるように、各製品の思いが溢れているんですよね。機能面はもちろん、説明動画・開発秘話・関連シリーズなど、思わず目に留まってしまい、釘付けになってしまう。だからこそ、眺めていて楽しい。ほんと、何時間でも見ていられるような感覚になってしまうのが、うまいなとおもうわけです。
むしろ、快楽を得ているのかもしれない。
主(あるじ)さんは、オタクか?
お店めぐりでも、買うわけでもないのに眺めていたら、ついつい楽しくなって長居してしまった経験ありませんか。夢中になると時間を忘れてしまうというか。時間の無駄!というよりも心地いいなと感じてしまうんですよね。
まさに、その時の気分が、eモンズを眺めていて、陥る現象(?)なんです。
まとめ
- 開発者だからこそ書ける販売までの秘話
- 思わず長居したくなるワクワク感
ケーズウェーブが運営するeモンズ、やりおるな!という感じです。上記2つのポイントが、お客さんの心を掴んで離さない。ゆえにサイトのあやしさ(?)に反比例して、引き込まれてしまうのは、まやかしでないからこそ生まれる、確かな自信。
シンプルだけども、効果はバツグン。基礎こそ忠実なれ。我々が学ぶべきことはそこにあります。
時間を忘れて、夢中になれるっていいよね。
主(あるじ)さんよ。そうやって、われわれのえさやりを忘れているじゃないですか。
それは・・・、ごめんな。
文章は書かれていないことには、読み手は反応できないものです。だからこそ、苦労話やこだわったことがあるだけで、どこか人間味を感じるもの。ぜひ、あなたしかない色を書き連ねてください。読んだときにあなたのこころが通じたときこそ、商売になるのですから。
そうやって積み上げた先に、あなたが叶えたい夢や理想・守りたい家族・恋人・友人に尽くしてあげてください。今回のはなしが役に立てれば幸いです。
ではでは。