前回、前々回と語ってきましたお客さんの心の中をめぐる死闘(?)。説得力が増すかどうかは、お客さんの価値観の照らし合わせ次第であるというお話でした。
さすがにしつこいかな?
しつこいね
第3弾は、さらなる説得力のためには、お客さんの声を集め・活かしていくがテーマ。
わたしの声は反映されてるの?
さぁ、本題に入ります。(スルー)
お客さんの声が必要な理由~レビュー(口コミ)をお願いする売り手の本音~
通販サイトでネットショッピングをすると、商品のお届けの通知のほかに、レビュー(口コミ)をお願いします!という案内を見かけたことありませんか?
人気ランキングに反映されたり、口コミの多さがお客さんを呼び込むメリットもあります。
必ず、レビューは書くね!
粗品欲しさでしょ?
いーでしょ!!(怒)
店側からすると、粗品を送ってでも、どーしてもレビューがほしいわけです。なぜか?
ずばり、どんなお客さんが買って、どんな風に使っているかのサンプルがほしい!!
実店舗ならば、お客さんとのやりとりで、傾向がみえてくるもの。ですが、ネットショッピングでは、顔どころか、生活習慣もなにもわからない。これでは、なぜ売れているのか。どんなお客さんに人気があるのか。わからずじまいなわけです。
だからこそ、お客さんの生の声=レビューがどうしてもほしい。むしろ、かき集めたいほどお客さんの声に飢えている。そう言い切ってもいいぐらい、飢えています。
集めた声の効果的な活かし方
お客さんの声を集める必要性はわかった。まだもやもやが残っている。
どうやって、活用していくか。3つほど例をあげます。
読み手が読み手を誘う~類が友を呼ぶ手書きPOPの威力~
電子書籍や通販経由での購入が多くなり、足を運ぶことが少なくなってしまった本屋。
でも、あると立ち寄りたくなるのも本屋の魅力です。
ここで本好きとしては、本屋あるあるを語りたいところですが、それはまたの機会のお楽しみ。
今回は、手書きPOPについて。
手書きであることや親しみやすさに加えて、本に精通しているひとたちの推薦という後押しもあって、有効な方法として注目される手書きPOP。
しかし見落としていけないのは、手書きPOPが持つ本当の実力。
それこそ、類は友を呼ぶ。共感性をフルに活用しているところにあります。
第一にどの層の読者に訴えるのが効果的か。ずばり、自分と同じ層。いいかえると、自分と同じ読み終えた印象を分かち合える仲間かどうか。分かち合える仲間ならば、手に取ってくれる。そして買ってくれる。なによりも宣伝してくれる。
あ!レビュー(口コミ)だ!
同じ仲間をふやすことで、購入したお客さんの本当の声をきくことができる。まさに文章からはじまる共感の数珠繋ぎでもあるのです。
ことばの言い換えが功を制した事例
目につく文章が変化を生むことさえあります。
黄色と赤色と青色が目立つ大手古本チェーンがあるのをご存じでしょうか。
黄、赤、青・・・信濃町!!
それ以上はよせ!
遠くからでも一目でわかる配色。それと同時に目に飛び込んでくるのは、有名なキャッチコピー。
「本お売りください」
実は以前「本買い取ります」だった。どうもぶっきらぼうな印象があったのを改めた。これを提案したのは、女性パート従業員だった。
のちに社長になったんだっけ?
そうそう!
本を買い取る店員の姿ではなく、本をお売りくださるお客さんの姿から考えられたキャッチコピー。
それまでの入りずらさを解消することで、これまでの古本環境を変えた。言葉の言い換えが功をなした事例であった。
写真があっても文章の良しあしが左右される事例
お客さんの声なの?と首をかしげるかもしれないが、文章という点からは外せないのがある。
実は文章の出来で結果が左右される事例が存在する。
たとえ、短い文章だとしても。
小粒でもピリリと辛い!
それが、レストランのメニュー表。
写真だけあればいいのでは?と思ってしまうが、それは違う。店側のこだわりが何なのか。お客さんに届ける必要がある。そう考えると、文章も疎かにできない。
まとめ
説得力を生む文章には、レビュー(口コミ)が必要である。3つ活用例をあげると、
- 手書きPOP
- キャッチコピー
- レストランのメニュー
レストランのメニューは毛色が違うかもしれないが、メニューから受ける印象と注文するお客さんのイメージのすり合わせと考えると、避けることはできなかった。
理解できない部分があったかもしれない。もし、あったら遠慮なく質問してほしい。
このシリーズ続くの?
今回で終わります。ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
別の記事で会いましょう!ではでは!