コピーライティングを書くなら客観的・・・いや俯瞰的視点にすべき理由

newyork-landscape コピーライティング・セールスライティング

コピーライティング(セールスライティング)を書くときに注意されるのが、



「相手の立場になって書きなさい」

相手がどう見ているのか。どう考えているのか。さらにいえば、どう気持ちの変化が起こっているのか。そうした些細な移り変わりをとらえるのは間違っていません。むしろ、どんどん積極的に学んでほしいことです。


とはいえ、客観的視点(以下:客観)では物足りません。それでは狭いです。




例えば、あなたはカフェで働いているとします。

店内ではお客さんであふれています。それぞれのお客さんを眺めていると、コーヒーや紅茶片手にくつろいでいたり、ニュース記事や書籍を読んでいたり、仕事を片付けていたりと思い思いの過ごし方をしているのが、見て取れると思います。

飼い主
飼い主

カフェというと、ウエハース入りのパフェのイメージ


ひとりのお客さんを眺めるよりも、全体を眺めることで、お客さんの状況を知り得られます。そうすれば、呼びかけにも応じられますよね。




われわれはそれを、俯瞰的視点(以下:俯瞰)と呼んでいます。

飼い主
飼い主

今日は大変だ

きゃっかんて(がんばって)やらないと

ふかん(わかん)なくなりそうだ

ネコジャラシ四郎
ネコジャラシ四郎

主(あるじ)さんのだじゃれのほうが、わかんないよ

客観と俯瞰の違い


カフェのたとえをそのまま引き継ぐと、わかりやすいかと思います。

客観 → あなたの目の前のお客さん(単体)

俯瞰 → あなたの視界にとらえているお客さん(複数)

お客さんによって快適さの感じ方は、まちまちです。


「このコーヒー飲むと、覚めがいいんだよね」


「このコーヒーマグカップ、ちょっとあつい・・・」


「この時間はなんだか、にぎやかだな」


「照明、少し落としてくれないかな」


「このケーキ、おいしい♪」


「冷房効きすぎ・・・」

周りを見渡しながら接客すると、さまざまな声を耳にすることができます。

つまり、俯瞰とは全体図でとらえるということです。

ネコジャラシ四郎
ネコジャラシ四郎

この店、そもそも儲かっているのかな

俯瞰で文章を書いていくには


全体図でとらえるのはわかっても、それをどうコピーライティングに生かしていけばいいのか?

先ほどのカフェの例を挙げれば、お客さんがどう過ごしているかを、接客しながら気づくことが出てくるはずです。

それは、お客さんが快適・不快に感じることです。

一部抜き出してみると、

快適さ

「このコーヒー飲むと、目覚めがいいんだよね」
(リピーターであり、変えてはいけない部分)

不快さ

「照明、少し落としてくれないかな」
(明るさは難しいけども、変えていく部分)

コピーライティングでも、快適さ(お客さんにとってプラスのこと)と不快さ(お客さんにとってマイナスのこと)を洗い出すことは、大事な作業になります。

なぜならば、不快に感じたまま読み続けるのは苦痛なものです。どんなに快適に向かう未来を提示しても、



「また今度にします」

そう言い残して去ってしまうのがオチです。だからこそ、お客さんの快適さ・不快さの洗い出しと不快さの取り除き作業は大切なのです。

とはいえ、不快さを完璧に取り除くのは至難の業でしょう。

たとえ完璧でなくても、不快さを減らす手間はかけることで、お客さんの苦痛は和らげてあげられます。

照明の明かりを少し、落としてあげるように・・・。

ネコジャラシ四郎
ネコジャラシ四郎

暗くなったら今度は、ウトウトしてきた

むすびに


コピーライティングを書くなら、客観よりも俯瞰にすべき理由

  • 全体を眺めることで、お客さんの状況を知り得やすい

  • グループ化することで、傾向(年齢・趣向・希望など)をとらえやすい

  • 快適さ、不快さを明確にしやすい

特定のお客さんに向けるよりも、同じ悩みや疑問をもったお客さんに向けるほうが、



「うんうん、わかるよ、その気持ち」

そう思ってもらえやすいことも、俯瞰でとらえる利点ともいえます。

飼い主
飼い主

ちなみにカフェつながりでひとつ・・・

頼んだコーヒーと提供されるコーヒーが違うのはあるある?


以前、ホットコーヒーを頼んだら、オレンジジュースを渡されかけたことを思い出しました。

ネコジャラシ四郎
ネコジャラシ四郎

そもそもカフェに入れません(泣)

追い出されます(寂)

ネコジャラシ四郎
ネコジャラシ四郎

ちなみに家では、水すら出ないことがあります

どうして?

飼い主
飼い主

・・・それはごめん


これにて、コピーライティングは俯瞰で書くべしの巻、完了です。

追記


コピーライティングは俯瞰でとらえて書いたとしても、お客さんに対しての返事のやり取りは、誠実に向き合うことをオススメします。

せっかく、あなたに連絡をしてくれたわけですから、突き放す必要はありません。むしろ、抱きしめてあげるくらい、対応しちゃいましょう。

あなたの想いは通じることでしょう。いや通じます。そう願って歩んでいきましょう。

それでは別の記事でまた会いましょう。

さらばだ~


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