ドラマやアニメは好きですか?

大好きです。休憩時間に楽しむのにちょうどいいです

ぼやけて、わかりません
30分から40分ほどの短い時間で、世界観に浸れるのは、なんとも楽しい体験です。

なのに休憩時間の短さが憎いです
確かにね・・・。時間に追われると、なんとも残念な気持ちになりますよね。
ここ最近、いろいろなドラマやアニメをみていて、気づいたことがあります。
それは、回想シーンのことです。
なぜこうも多用されているのか。なんのためにあるのか。わたしなりに考えてみたので、披露したいと思います。どうぞお付き合いください。

かいそうですか
(注:はい、そうですか)

主(あるじ)さん、塩対応・・・
回想シーンはなぜ多用されるのか
あることでどんなメリットが生まれるのか。まずは、視聴者側からの視点で探っていきましょう。
話の内容を補完できる
ドラマ・アニメを観ていてよく出てくるのが、「あれ?どうしてだっけ?」と流れを見失うことです。
毎週欠かさず観ていても、どうしても起こってしまいます。
はなしの流れを確認するために、わざわざ一話目から見返すのは正直しんどいです。
そんなときに、はなしの途中で回想シーンがあると、視聴者としてはありがたいわけです。

途中から見始めても、追いつけるからね
登場人物の心情が一目でわかる
ドラマ・アニメでは登場人物の心情が、これでもかと表現されています。
驚いたり悩んだりした表情や葛藤しているありさまなど、画面越しでもわかるぐらい出てきますよね。
だからこそ登場人物の喜怒哀楽を知ったうえで、回想シーンが流れると、
「そうか、そういった流れにつながるんだ!」
「その悩みが原因だったんだ・・・」
「そういった展開になるの!」
なお一層、気持ちの揺れが手に取るようにわかり、ドラマ・アニメを楽しめるわけです。

普段の会話も見透かせたらな・・・

主(あるじ)さんも苦労しているんですね・・・
メッセージを違和感なく受け取れる
はなしの途中で挟まれる回想シーンを見ていくうちに、視聴者も勘づいていきます。
「これって、けっこう重要だったりして!?」
はなしに夢中になるにつれて、「こうなるかも」「あれちがうかな」と考察してみたくなりますよね。
こうなってくると、視聴者側でも、ドラマ・アニメがどんなメッセージを発しているのか、前のめりになってきていませんか。

ただ数が多いと、疑っちゃうな

なにをですか?

手抜きだな!って
だはは・・・目の肥えたものにしかわからない見方かもね。

嫌味なだけかもよ・・・
製作者は回想シーンでなにを訴えたいのか
ここでは、製作サイドの視点から、考えてみましょう。どんな風景をみているのか・・・
繰り返すことで記憶に残せる
過去の記憶や出来事を登場人物にその都度言わせていたら、セリフが長くなり、なによりつまらないです。
回想シーンを挟むことで、記憶や出来事を映像で語らせられる点が大きいです。
「今、気持ちが高まってきています」
「ここは過去のトラウマが原因なんだよ」
「なぜ踏みとどまったのか、その理由はこれです」
効果的に流すことで、登場人物がなぜああいった行動をとったのかを一目で見せることができます。
長セリフになるにもならず、印象的に記憶にとどめられる。
これも回想シーンの良さともいえます。
はなしに一貫性が生まれる
登場人物の過去の記憶や出来事もわかり、はなしの流れがつかめると、視聴者の頭の中では、どんなことが起こるか?
それは、物語の一貫性が生まれています。
わかりずらいので解説すると・・・
- 登場人物の相関図
- それぞれの思惑
- 主人公たちの気持ちの揺れ
- 回想シーンでわかる過去の記憶・出来事
- 全体のはなしのながれ
今まで観てきた場面が頭の中で、ガチっと嚙合わさると、「なるほどこういったはなしなんだな」と腑に落ちてくれるわけです。
頭のなかもきれいに整頓され、スッキリされているかもしれません。

どんでん返しな展開はどうなの?
それも一貫性があればのこと。登場人物が目指す先と気持ちが合っていれば、その後の突飛な展開も許容範囲だしね。
回想シーンが果たすのは、単なる物語の穴埋めではなく、一貫性を保つためと捉えると、なかなか興味深くなってきませんか。
むすびに
なぜドラマ・アニメでは回想シーンが多いの?理由は・・・
- はなしの補完
- 心情理解の促し
- メッセージの受け取りやすさ
- 記憶の残りやすさ
- 一貫性
回想シーンと笑うなかれ。こうした理由が隠れていたわけです。
今度、ドラマ・アニメを観るときには、注意してみてみると、おもしろいかもしれません。

テレビをみるときにはへやを
あかるくしてはなれてみてね

あれ?手元のスマホで観ていませんか?

そこは、見逃してくれ・・・
さてと、そろそろ幕引きを。別の記事でまた会いましょう。
では!